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またまたボルドーの有名シャトー、「シャトー・ムートン・ロートシルト」。 よく聞く名前だけど、どんなワイン?
☆ワインにまつわる物語☆

ボルドーの5大シャトーと言われるシャトーを2つ紹介して参りました。
今回は3つめ。こちらも飲みごたえ、物語とも語るに十分のワインです。

♪シャトー・ムートン・ロートシルトの物語♪


★ ユダヤ系の富豪、ロスチャイルド家
ロートシルト家は、世界の金融界を操ることの出来るユダヤ系の大富豪として知られています。(英語読みでは、ロスチャイルド)もともとは鉄くずを扱う古物商で、看板の楯にちなんで「ロート(赤い)シルト(楯)」と呼ばれていました。ロスチャイルド家はやがて事業の範囲を広げ大資産家になりました。 19世紀、世界の金持ちは評価が高かったボルドーのワイン畑を競って手に入れようとしていました。イギリス金融界の帝王として君臨していたロスチャイルド家の3男の息子ナサニエルがこの畑を買ったのもこの頃です。

★★ 「われ第1級となりぬ、かつては第2級なりき。されどムートンは昔も今も変わらず」
しかし、ナサニエルに思いも寄らないことがおきます。 1855年のパリ万博で「メドック格付け」で絶対に1級を取ると思われていた 「シャトー・ムートン・ロートシルト」がなんと第2級にされてしまったのです。 これに奮起したナサニエルは畑の地質を改善したり、苗木を植え替えたり、 醸造方法を見直すなどのあらゆる改良を加え、シャトー元詰(熟成を終えたワインを自分の所で瓶詰めする方法)なども真っ先に取り入れ、実に118年、 4世代に渡る不断の努力の末、1973年、第1級を獲得したのです。 冒頭の有名なセリフはこのときのもの。 並々ならぬ努力が報われたロートシルトの気概が伺えますね。 われ第1級となりぬ、かつては第2級なりき。されど.....

★★★ ラベルの楽しみ
もう一つムートン・ロートシルトを有名にしたものの一つにラベルがあります。 1924年から始まっている世界的な画家が描くオリジナルラベルは美術的な価値が高く、コレクターも多いのです。毎年変わる画家は、例えば1948年のマリー・ローランサン、1958年のダリ、1970年のシャガール、 1975年のアンディ・ウォーホールなど、誰もが知っている有名な画家がずらり。 大好きな画家が自分の記念の年のワインのラベルになっていたら、それはもう 「買い」という感じでしょうか? このワインは醸造されてから5年以内に飲んだのではただのぶどうジュースに過ぎない、と言われるほどのがっしりとしたボディが特徴です。 是非記念の年のワインを買い求めて、いつの日かその歴史に思いを馳せながら飲んで下さい。

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